「日本語教師として働くには、どこで、どんなふうに働けるんだろう?」
日本語教師を目指す方なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
日本語教師の働き方は、勤務先も雇用形態も実にさまざまです。
日本国内・海外、学校勤務・オンライン、正社員・副業…と、自分のライフスタイルに合わせた働き方が選べる点が大きな魅力です。
この記事では、日本語教師として考えられる働き方を「働く場所」「雇用形態」ごとに詳しく解説します。
これから日本語教師を目指す方の進路選びの参考になれば幸いです。
1. 日本語教師の働き方とは?
日本語教師とは、日本語を母語としない方々に日本語を教える仕事です。
学習者は「留学生」「技能実習生」「外国籍の会社員」「日本在住の家族」など多様で、
その分 「働く場所」や「教え方」も幅広い のが特徴です。
日本語教師の働き方を考えるときは、主に 2つの軸 で整理するとわかりやすくなります。
- どこで働くか(勤務先)
- どんな形で働くか(雇用形態)
順番に詳しく見ていきましょう。
2. 日本語教師が働ける場所
日本語学校・大学・企業研修
日本語教師の代表的な勤務先は、日本語学校です。
日本語学校は主に「日本の留学生」を対象に日本語教育を行う教育機関です。
授業は週15〜20コマほど担当し、文法・会話・読解・聴解など幅広い内容を教えます。
そのほかにも
- 大学・短大・専門学校(留学生向けの進学準備課程など)
- 企業研修(外国籍社員向けの日本語研修)
といった勤務先があります。
これらは比較的「対面授業」が中心ですが、近年は「オンライン授業」も増えています。
オンライン日本語教師
インターネット環境が整った今、オンライン日本語教師という働き方も注目されています。
主に「海外在住の日本語学習者」にZoomやSkypeを使ってレッスンを提供します。
オンラインであれば「場所を選ばず自宅から働ける」のが最大のメリット。
また、個別指導が多いため「学習者との距離が近く、柔軟な指導」ができる点も魅力です。
3. 日本語教師の働き方の種類
正社員・非常勤講師
日本語学校や大学などで働く場合は、正社員(専任講師) か 非常勤講師 のいずれかになります。
正社員(専任講師)の特徴
- 授業+学生指導・事務・進路相談など幅広い業務
- 安定した収入・福利厚生がある
- 授業以外の仕事も多いため、忙しいこともある
非常勤講師の特徴
- 授業のみ担当、1コマ単位で働ける
- 時間の融通が利くが、収入は授業数次第
- 複数校で掛け持ちするケースも多い
自分のライフスタイルや働き方の希望に応じて選ぶと良いでしょう。
フリーランスとして働く
「自分のスケジュールで自由に働きたい」「オリジナルの授業をしたい」という方は
フリーランス日本語教師として働く道もあります。
具体的には
- オンラインレッスンのプラットフォームに登録する
- 個人でSNS・ブログ・YouTubeなどで生徒を集める
- 企業・団体と直接契約して日本語研修を請け負う
といった方法があります。
自分で集客・営業をする必要はありますが、「自由度・柔軟性」は非常に高い働き方です。
近年は副業としてフリーランス日本語教師をする方も増えています。
副業として働く
会社員を続けながら「週末だけ」「平日夜だけ」日本語教師をする方もいます。
日本語学校やオンラインレッスンでは「週1回〜OK」の案件もあるため、
本業を持ちながら副業で日本語教師をすることは十分可能です。
特に、
・教える経験を積みたい方
・いずれ本格的に日本語教師になりたい方には副業から始めるのは良い選択肢です。
4. 日本語教師として海外で働くには
「海外で日本語を教えたい」という夢を持つ方も多いでしょう。
日本語教師は世界各国で需要があるため、海外勤務の道もあります。
主な勤務先は
- 海外の日本語学校
- 大学の日本語学科
- 日本企業の海外現地法人での研修
- 国際交流基金の日本語パートナーズ事業(派遣型)
海外で働くには
- 登録日本語教員資格 or 日本語教育能力検定試験合格
- 大学の日本語教育課程修了
- 英語力(TOEIC・TOEFL等)
などが条件になることもあります。
「海外就職サイト」や「日本語教育関連団体の求人情報」も活用すると良いでしょう。
5. 自分に合った働き方を見つけよう
日本語教師には「国内・海外」「対面・オンライン」「正社員・副業」など
さまざまな働き方が用意されています。
「自分がどこで、どんなふうに教えたいのか」――これを考えながら資格取得やスキル習得を進めると、将来の選択肢が広がります。
私自身も、これまで 「日本語教師を目指す方」「副業で始めたい方」 に向けた情報を発信してきました。
これからもブログで具体的な資格取得法・働き方の実例を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。